沖縄県知事になった玉城デニー氏「米国の血を引く僕の意見、聞かないわけはない」
たまたま
ひと・玉城デニーさん(58)
父が米兵で、10歳まで養子に出され、その後も母子家庭で育った元ラジオDJが、本土復帰後8人目の沖縄県知事に選ばれた。「誰一人取り残さない政治をしたい」。選挙期間中、出自を説明し、そう繰り返してきた。米軍統治下の沖縄本島生まれ。康裕が本名だ。見た目の違いからいじめられた子ども時代、養母に何度も「トゥーヌイービヤ、ユヌタケーネーラン(10本の指に同じ長さのものはない)」とウチナーグチ(沖縄の言葉)で慰められた。