【国際リニアコライダー】宇宙の謎を探る巨大施設誘致の動き加速 ヒッグス粒子解明へ
「ビッグバン」を再現し、未知の素粒子を探ることで宇宙誕生の謎に迫る国際研究施設「国際リニアコライダー(ILC)」を日本に誘致するかどうかを政府が判断する期限が年末に迫っている。産業界では、専門技能と人材の継承や長期的な波及技術開発の鍵になるプロジェクトとして期待が高まっている。リニアコライダーは、全長20キロメートルの直線の空洞の中で電気や磁気によって光速近くまで加速した電子と陽電子を正面衝突させる巨大加速器。