【外国人労働者の受け入れ拡大】入管法改正案、「ザル」なのに衆院通過した理由
外国人労働者の受け入れを拡大するための出入国管理法(入管法)改正案が2018年11月27日に衆院を通過し、審議の舞台が参院に移った。受け入れ人数の上限など多くの部分が法案に書き込まれず、法案成立後に決まる「分野別運用方針」や省令に委ねられており、野党は「ザル法案」「白紙委任法案」などと反発している。衆院法務委員会での採決では、怒号が飛ぶ中で野党議員が委員長席に詰め寄るなどの「徹底抗戦」を演出したものの、結局は17時間15分の審議時間を経てあっさり通過。