【鉄道】<JR山手線で「自動列車運転装置」の公開実験> 運転士の操作は出発時にボタンを1回押すだけ 無人運転の実現目指す
運転士は何も操作していないのに、駅が近づくと電車は自動的に減速し、ぴたりとホームに止まった――。終電後のJR山手線を使って7日未明、出発から停車までを自動制御する「自動列車運転装置(ATO)」の走行実験が報道公開された。JR東日本は人手不足などに対応するため、将来的に無人運転の実現をめざす考えだ。山手線では現在、「自動列車制御装置(ATC)」や「定位置停止装置(TASC)」によって制限速度でブレーキをかけたり、ホームの停止位置に止まったりすることは自動化されている。