【和歌山】仏像盗難被害が相次ぐ中、対策で身代わり仏像 3Dプリンターで複製し奉納
和歌山県田辺市稲成町の岩屋山観音寺に26日、本尊・観音菩薩(ぼさつ)立像の複製「お身代わり仏像」が奉納され、開眼供養法要が営まれた。県内での仏像盗難被害が相次ぐ中、地元住民らは「本物と同じように大切に守っていきたい」と喜んだ。お身代わり仏像の制作・奉納は、高齢化や人口減少などで管理が困難になっている地域の文化財を守ることを目的に、県立博物館が和歌山工業高校と和歌山大学の協力を得て、2012年度から県内各地の寺社を対象に取り組んでいる。