【佐賀】「楠公父子像」劣化防げ 伊万里・熊野神社の有田焼大作 説明会開催、保存の機運高まる
2年前の楠公父子像=2017年3月撮影=に比べ、右の子どもの正行の顔が破損している
説明会で概要を解説する有田町歴史民俗資料館の尾崎葉子館長
伊万里市大川町の熊野神社にある有田焼の大作「楠公(なんこう)父子像」の保存に向けた機運が地元で盛り上がりつつある。有田町岩谷川内にかつてあった松尾窯の松尾徳助(1857~1926)が明治半ばに作り、内国勧業博覧会に出品したが、長年風雨にさらされ、破損が進んでいる。