【経済】米金利、10年物と3カ月物が逆転 11年半ぶり 世界景気に懸念
22日のニューヨーク債券市場で長期金利と3カ月物の短期金利が逆転した。逆転は2007年8月以来ほぼ11年半ぶり。欧米の景況感指数の悪化を受け、景気の先行きへの警戒感が改めて強まった。一方、米連邦準備理事会(FRB)の利上げを背景に短期金利は下がりにくくなっており、逆転につながった。電子取引のトレードウェブによると、米長期金利の指標である10年物の米国債利回りは一時2.42%と18年1月上旬以来ほぼ1年3カ月ぶりの水準に低下(価格は上昇)した。