【京都・青蓮院】「分け隔てなく接せられ」 天皇陛下のいとこ、東伏見慈晃門主語る
京都市東山区の古刹(こさつ)、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)で第49代門主(もんす=住職)を務める東伏見慈晃(じこう)さん(76)は、天皇陛下といとこの関係にある。平成の時代を通じ、旧皇族として陛下と関わってきた慈晃さんの心には、常に分け隔てなく人々と接せられる陛下のお姿が刻まれている。天台宗の祖、最澄(伝教大師)が延暦寺(大津市)に建てた僧侶の住まいを起源とする青蓮院は、皇室や摂関家の出身者で門主が受け継がれる門跡寺院。