【古代】大阪、縄文時代は海の底…遺跡は今も地下深く 「大阪の縄文遺跡は地下深くに埋まっている、これからも興味深い発掘がある」
「大阪の縄文時代は魅力にあふれている」と語る渡辺昌宏さん
40年以上にわたって大阪府内の遺跡調査や縄文時代の研究を続けた府文化財調査事務所元所長の渡辺昌宏さん(65)が3月末に府教育庁を退職した。大阪は、世界文化遺産登録が確実視される百舌鳥(もず)・古市古墳群など古墳時代にスポットが当たりがちだが、縄文時代は現在の大阪平野が海底にあるなど全く異なる光景が広がっていた。