【太平洋戦争】マッカーサーも脱帽! ラバウルで愛された日本人将校の「武士道」
今村均という陸軍将校の名前を聞いたことがあるだろうか。太平洋戦争において、司令官として南太平洋戦線で戦った人物である。南太平洋戦線と言えば、ガダルカナル島での惨敗をはじめ、日本軍の失策が続いた印象があるが、その中で数少ない健闘を見せたのがラバウルの第8方面軍を率いた今村であった。陸軍研究で知られる政治外交史学家で、現在は国際協力機構(JICA)理事長を務める北岡伸一さんは、パプアニューギニアへの出張の際にラバウルを訪れ、そこで今村の生き方について思いを巡らせたという。