【環境】ヒマラヤの氷河消失が倍の速度に、スパイ衛星で判明、8億人に影響の恐れも 過去40年でヒマラヤから4分の1の氷が失われた
■機密解除された米国の衛星写真を活用
世界最高峰のエベレストをはじめ、7000メートル以上の山々がつらなるヒマラヤ山脈。その雪と氷の量は、南極と北極に次いで世界3位だ。そのヒマラヤから、大量の氷河が消えたことが判明した。2000年から2016年にかけて毎年、量にして75億トン、厚さにして43センチもの氷が解け続けたという研究結果が、6月19日付けの学術誌「Science Advances」に発表された。