医薬品を承認する厚生労働省の薬審議委員の医師6割に講演料などの名目で製薬会社マネー 厚労省「金で審議は歪められない」
医薬品を承認する厚生労働省の審議会や薬価の決定に関わる協議会の委員を二〇一六年度に務めた医師ら四十九人のうち、63%の三十一人が同年度、製薬会社から講演会の講師謝金や原稿料など計九千七百三十万円を受け取っていたことが分かった。最高額は薬価算定組織の委員長を務めた国立大教授の千二百十万円。委員は製薬会社の利益につながる権限があり、「謝金が審議に影響する可能性がある」と話す医師もいる。