【研究】南極の海氷面積が数十年にわたり不可解に増加した後、わずか数年で記録的な小ささに
南極の海氷の面積が数十年にわたって不可解に増加した後、わずか数年でフランス領土の4倍相当が溶け、記録的な小ささになっていることが1日付の米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された研究論文で明らかになった。氷河から排出される融解水が増加して沿岸にゆっくり流れているため、北極と同じように南極でも急速に融解が進んでいることはすでに専門家の間で知られているが、1979~2014年にかけては南極の海氷の面積は増えているという興味深いと同時に心強い現象が確認されていた。