【社会】京アニ放火犠牲者に女性多数の理由 憧れの職場で夢抱いていた
タクシーから降りてきたのは、白髪の初老男性と憔悴した女性、そして2人の息子とおぼしき青年だった。「ご家族の方ですか?」そう問いかける報道陣に応じることもなく、無言で足早に門をくぐっていく。彼らが向かった先は京都府警察学校。そこには『京都アニメーション放火事件』の犠牲者たちの遺体が安置されていたのだ。7月18日、京都市伏見区の「京都アニメーション」第一スタジオで、いつものように作業に没頭していたスタッフたちを突然襲ったのは、紅蓮の炎と大量の黒煙だった。