【福島第1原発】処理水タンク、あと3年で満杯に…原子力規制委は「薄めて海洋への放出が最も合理的」 地元は風評被害懸念
東京電力ホールディングスは福島第1原子力発電所で汚染した水を浄化した後の処理水をためるタンクが2022年夏ごろに満杯になるとする初めての試算をまとめた。処理水は薄めて海に流しても安全上問題ないとされるが、風評被害を懸念する地元が反対しており、政府は結論を出せないでいる。福島第1原発は11年の東日本大震災の影響で原子炉内の核燃料が溶け落ちるメルトダウン(炉心溶融)事故を起こした。