【大阪】人面描かれた土器出土、弥生~古墳時代の集落跡 2本の角が生えた顔、朝鮮半島や中国東北部の古墳壁画モチーフか
大阪市旭区の集落遺跡から、角が生えた人の顔の装飾が付いた土器が見つかった。調査した大阪市文化財協会などによると、5世紀中ごろの須恵器で、国内では同時代に類例がない。朝鮮半島や中国東北部の古墳壁画に似たモチーフが描かれているといい、当時の人々の思想や宗教観に迫る貴重な発見という。マンション建設に伴い同協会が昨夏、弥生~古墳時代の集落跡とみられる「高殿7丁目所在遺跡」を調査した際、5世紀ごろの他の須恵器などと共に見つかった。