【原発無罪判決とは】<薄れゆく「青い光」 JCO臨界事故20年>-「福島」後も、核燃料物質のずさんな管理は後絶たず
<薄れゆく「青い光」 JCO臨界事故20年> (下)半端な反省「ムラ」温存2019年9月29日 朝刊
小ぶりの倉庫のような白い建物は、今もそのままになっていた。一九九九年九月三十日に臨界事故の現場となった核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の「転換試験棟」だ。内部は見せてもらえなかったが、同社東海事業所の増井久志副所長(57)が「この壁の向こうに(臨界が発生した)沈殿槽がありました。