【研究】カルボニルストレスによる統合失調症発症メカニズムを解明 東大などの研究
近年、統合失調症の発症メカニズムとしてカルボニルストレスが注目を集めている。カルボニルストレスとは細胞を糖化する作用において終末糖化産物というものが不可逆的に発生することを言う。その糖化が具体的に脳のどの部分に作用しているのかは謎に包まれていたのだが、今回、東大などの研究グループは、CRMP2というタンパク質が細胞骨格の制御機能を喪失することが統合失調症の病態基盤なのではないか、という可能性を示すことに成功した。