【人類学】ホモ・サピエンス誕生の地はボツワナ、ミトコンドリアDNAで共通の祖先をたどる 最新研究
■ミトコンドリアDNAで共通の祖先をたどる、異論もアフリカ南部の内陸国ボツワナに、マカディカディ塩湖と呼ばれる場所がある。まるで白い粉に覆われたように乾燥した大地が広がる、世界最大級の塩原だ。だが、およそ20万年前は、緑が生い茂る豊かな湿地帯だった。この古代のマカディカディ・オカバンゴ湿地帯こそ、現生人類(ホモ・サピエンス)誕生の地であるとする研究が、10月28日付けで科学誌「Nature」に発表された。