【東名あおり夫婦死亡】地裁に差し戻し…一審の裁判官は「越権行為」「手続きが不意打ちで違法」 危険運転致死傷罪は認定
神奈川県大井町の東名高速道路で2017年、「あおり運転」をした末に一家4人を死傷させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)などに問われた石橋和歩被告(27)の控訴審判決が6日、東京高裁であった。朝山芳史裁判長は、危険運転致死傷罪の成立を認めた1審の判断に誤りはないとした。ただ、判決は、1審の訴訟手続きが違法だったとして、懲役18年とした横浜地裁の裁判員裁判判決を破棄し、審理を地裁に差し戻した。