【年明けに社会保障審議会で議論】「紹介状なし大病院受診料」1000~2000円増額へ 政府検討
紹介状なしに大病院を受診した患者に5000円以上の負担を求める制度について、政府は負担額を1000~2000円程度増やす検討をしている。大病院への患者集中を緩和する一方、公的医療保険からの給付を減らして社会保障費の削減を狙う。年明けに社会保障審議会で議論し、2022年度からの実施を視野に入れる。他の病院や診療所の紹介状なしで400床以上の病院で受診した患者は現在、1~3割の通常の窓口負担に加えて、初診で5000円以上、再診で2500円以上の特別料金の支払いを求められている。