【大阪地裁】和牛受精卵不正輸出 流出元の元畜産業の男に有罪判決 裁判長「家畜衛生における日本の信頼を失わせる行為」
和牛の受精卵と精液の流出事件で、中国へ不正に輸出されると知りながら譲り渡したとして、家畜伝染病予防法違反幇助(ほうじょ)罪などに問われた徳島県吉野川市の元牧場経営、松平哲幸被告(70)の判決公判が25日、大阪地裁で開かれた。増田啓祐裁判長は「家畜衛生における日本の信頼を失わせる行為だ」と述べ、懲役1年、執行猶予3年、追徴金473万円(求刑懲役1年2月、追徴金473万円)を言い渡した。