【池袋暴走事故】上級国民・飯塚幸三元院長「申し訳ないと思っています。被害者の方には毎日、手を合わせています」

「飯塚さん、少しお話を伺ってもよろしいでしょうか」本誌記者がそう声をかけると、歩行器にもたれかかりながら覚束ない足取りで歩いていた老人は、弱々しく視線を上げ、驚いたような表情を見せた――。12月下旬の朝9時半、一人の老人が自宅マンションを出て、妻と共にタクシーに乗車した。向かった先は都内にある病院。彼は’19年4月、池袋(豊島区)で暴走事故を起こした、旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三氏(88)である。