【ドイツ】第4四半期の独GDPゼロ成長、個人消費・政府支出が失速 景気後退懸念が再び浮上
ドイツ連邦統計庁が発表した2019年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.0%となり、予想の0.1%増を下回った。個人消費と政府支出がいずれも失速し、前期比での経済成長が止まった格好で、景気後退懸念が再び浮上している。輸出の不振によって製造業が不況から抜け出せず、特に自動車産業が巨額のコストを伴う電気自動車(EV)へのシフトや米中貿易摩擦の影響で苦戦しているため、ドイツ経済は失速し続けている。