【宮崎】ソウシチョウ分布拡大 美しいため特定外来生物と知らずに飼育して摘発されるケースも
赤いくちばしに鮮やかなオレンジ色の胸が特徴の外来種の小鳥「ソウシチョウ」(相思鳥)が宮崎県内各地で分布域を拡大している。美しい姿だが、インド、中国南部などが原産で特定外来生物にも指定されている。在来のウグイスなどと生息地が競合することから生態系を乱す恐れがある。ソウシチョウは、化粧品の原料にフンを使うために飼育されていたウグイスに代わり、飼いやすい小鳥として業者が熊本県などで飼っていたものが、1970年代ごろに野に放され、広まっていったとされる。