【社会】新型コロナは「敵」ではない。哲学者が説くウイルスとの「共生」 「人間中心主義」を見直し「友敵」を作らないことで分断を防ぐ
コロナに感謝? 哲学者ティモシー・モートンがエッセイを発表
米国ヒューストンにあるライス大学教授のティモシー・モートンは、人間とエコロジーの関係について研究を行う、21世紀を牽引する哲学者の一人だ。「人間中心主義」を見直し「人間、動物、モノ」の境界線を新たに問いなおすモートンの思索は、“Dark Ecology”(2016)や“Being Ecological”(2018)など、いくつかの著作に結実している。