【経済】際限なき原油急落、21年ぶり14ドル台
石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の歴史的減産にもかかわらず、国際原油相場が1999年以来の約21年ぶり安値を記録した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要急減に過去最大の減産も効果はなく、原油貯蔵施設の能力がすぐに限界に達するとの懸念が高まっている。20日午前のアジア時間帯の取引で、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は、一時1999年以来で初めて1バレル=15ドルを割り込んだ。