【漁業】遠洋マグロ船出港できず 感染防止、外国人船員に規制
河北新報
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、宮城県気仙沼港の遠洋マグロはえ縄漁船の出港見合わせが相次いでいる。入国規制などにより、乗組員の大半を占めるインドネシア人を集められないためだ。出漁延期が長引けば漁業会社はもちろん、関連産業の経営を危ぶむ声が上がる。「操業せず港にとどまれば、1隻につき1日で約70万円の損失だ」船員不足により、今月初旬に予定していた遠洋マグロはえ縄船2隻の出港を先延ばしした気仙沼市の漁業会社「臼福本店」の臼井壮太朗社長(48)が嘆く。