香港の第1四半期GDP、前年比マイナス8.9% 統計開始以降で最悪
香港特区政府が発表した第1・四半期の域内総生産(GDP)改定値は前年同期比8.9%減と、1974年の統計開始以降で最悪となった。これで3四半期連続のマイナス成長。反政府デモに続き、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた。速報値から改定はなかった。昨年第4・四半期は3.0%減だった。政府エコノミストのアンドリュー・アウ氏は「多くの主要国経済が依然として新型コロナ感染症の深刻な脅威に直面しており、世界経済は大規模な金融・財政支援にもかかわらず、目先、急激な縮小が続く可能性がある」と指摘。