【毎日】習主席の来日「中止せざるを得ず」 自民が決議 岸田氏と二階氏に溝
自民党は7日の政調審議会で、中国の習近平国家主席の国賓来日について、中国による香港統制を強める「香港国家安全維持法」の制定を受けて「中止を要請せざるを得ない」とする決議を了承した。表現を弱めたものの、焦点となった「中止を要請」の文言は、維持を求める党内世論を根拠に残った。仲裁した岸田文雄政調会長には「ポスト安倍」を見据えて指導力を示す機会になったが、対中関係の悪化を危惧する二階俊博幹事長との溝は深まり、来年9月までにある党総裁選へ課題を残した。