【気象/豪雨災害】豪雨もたらした「大気の川(梅雨前線)」、アマゾン川の2倍の流量 今後も7月の豪雨がさらに激しくなる可能性
「運ばれた水蒸気を水に換算すると毎秒約40万立方メートル。アマゾン川の約2倍に相当する大気の川だ」筑波大の釜江陽一助教(気象学)は気象庁の水蒸気データから、熊本県の球磨川が氾濫(はんらん)した4日午前3時ごろ、日本上空に長さ3千キロ、幅600キロにわたる帯状の大気の流れができていたと分析した。日本付近ではこの季節、太平洋高気圧と北側の高気圧が日本を挟むように拮抗(きっこう)する。