「20年ぶり以上ではなイカ」函館に久々、船凍アカイカを水揚げ【水産経済新聞】
函館魚市場で27日、中型イカ釣り漁船が生産した船凍アカイカの販売が行われた。船凍アカイカは青森県・八戸で水揚げ・販売されるのが通例で、函館では近年例がない。ベテランの産地加工業者は「20年ぶり以上ではないか」と話している。同市場によると、水揚げしたのは北海道の第85興福丸。同船は昨年までは夏場、日本海のスルメイカ漁に従事していたが、近年のスルメの不漁と、八戸船団が行う北太平洋公海でのアカイカ漁の好調さを踏まえ、今年は石川県・小木の船とともに北太平洋でのアカイカ漁に“転向”した。