【お墓のゆくえ】「遠方の娘に負担かけたくない」 樹木葬や合同墓、墓じまいという選択
先祖を弔い「家」が連綿と繋がっていることを示す「お墓」は大きな変化の時を迎えています。「墓を誰が守るのか」が民法に書かれているのはご存じでしょうか? 民法第897条、墓の所有権は「慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が継承する」とあります。しかし「子供がいない」という子孫の問題だけでなく、地方から都市への人口流出に伴って「子供が遠方にいるから」という社会背景もあり、「墓守りがいない」というのは全国どこでも起こっている問題なのです。