日本最古の人類の姿が分かる? 長野・香坂山遺跡で「ホモサピエンス」の石器がザクザク
日本列島で人類の歴史が始まった時、その最初の姿はどのようなものだったのだろう?この、考古学・人類学の一大テーマに答えを出す可能性のある旧石器時代の遺跡が現れ、研究者の関心が高まっている。長野県佐久市の香坂山(こうさかやま)遺跡である。出土した石器を見ると、アフリカを出てユーラシア大陸を西から東へと拡散していった現生人類(ホモサピエンス=新人)の大きな流れが、まさにそのまま直結した形で日本列島に姿を現したかのようなのだ。