【研究】京大の研究者らを含む日米欧のチーム、イグ・ノーベル賞を受賞 ヘリウムをワニに吸わせたらどんな鳴き声になるかという実験
愉快で奥深い研究をたたえる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が日本時間18日朝、オンライン形式で行われた。人の声を変えるヘリウムをワニに吸わせ、鳴き声の仕組みを解明したとして、西村剛・京都大霊長類研究所准教授(45)ら日米欧のチーム5人が音響学賞を受賞した。日本の研究者の受賞は14年連続となった。人間は、のどでふるわせた振動のうち、特定の周波数のものを口や鼻の中で起きる「共鳴」という現象で増幅し、声を作り出している。