帰省自粛で増える「孤食」 栄養バランスの偏りや抑うつ傾向に注意〈週刊朝日〉
食事の大半を一人で済ます「孤食」の高齢者が増えている。孤食が体に及ぼす影響は想像以上に大きい。低栄養、抑うつ、運動不足、フレイル(虚弱)。コロナ禍の帰省自粛で、年末年始も一人という高齢者も多くなるとみられ、注意が必要だ。孤食でも健康を維持する対策を専門家に聞いた。「食事はバランスよく食べていますか」
「準備は大変ですが、一品はご自分で調理してみましょう」東京都新宿区にある大型団地「戸山ハイツ」の独居高齢者たちの部屋に声かけの電話がかかる。