【朝日新聞】震災復興を目指す町で発見された古代壁画の運命 復興住宅建設のために困難な移設作業
東日本大震災の津波で大な被害を受けた宮城県山元(やまもと)町。復興事業が進むなか、町の遺跡から2015年に、「史跡級」の貴重な古代壁画が見つかった。復興か、壁画保存か。被災地に突きつけられた難問に、町長は決断を下す。前例のないプロジェクトが動き出した。=敬称略「当時の人々が死後の世界を想像して描いたものではないか」常磐自動車道の山元ICから、車で約5分の山元町役場のそばに立つ、町歴史民俗資料館の一室。