コロナ解雇、困窮者を追い打ち「生きていると言えるか」
仕事も、お金も、住まいもない――。新型コロナウイルス感染拡大は、職を失うなどした生活困窮者を瀬戸際に追い込んでいる。収束の見通しが不透明な中、支援団体への相談も増加している。厚生労働省の統計によると、新型コロナウイルス感染拡大が影響した解雇や雇い止め(見込みを含む)は、8日時点で全国で8万836人。特に大きな影響を受けているとみられるのが非正規雇用の労働者で、昨年11月時点の総務省のデータをみると、非正規雇用の労働者は前年同月比で62万人減っており、うち女性は37万人だった。