吉野家など牛丼チェーンに影響は? 米国産牛の輸入制限
米国産牛肉の輸入急増を抑えるため一時的に関税を引き上げる緊急輸入制限措置(セーフガード)が、18日に発動される見通しとなった。3月上旬時点で2020年度の輸入量が基準を上回った。発動は17年8月以来3年7カ月ぶりで、20年1月に発効した日米貿易協定下では初めてとなる。協定では、20年度中の米国産牛肉の輸入量が累計24万2千トンを上回るとセーフガードが発動されることになっており、今回は18日から30日間、関税を現在の25・8%から協定発効前の38・5%に引き上げる。