【国産治療薬】早期承認訴え 「イベルメクチン」コロナ増殖抑制報告も-南アフリカでは治療薬として使用
新型コロナウイルスの治療薬候補として注目されている、抗寄生虫薬「イベルメクチン」の実験室に初めてカメラが入った。東京・港区の北里研究所の防護服に身を包んだ研究員が取り上げた検体には、感染者の唾液に含まれている100倍の濃度のウイルスが含まれている。ノーベル賞を受賞した北里大学の大村智特別栄誉教授が開発に貢献した、抗寄生虫薬のイベルメクチンは、細胞実験で新型コロナウイルスの増殖を抑えたとの報告があり、南アフリカでは、治療薬として使用されている。