【トヨタ】豊田章男社長、EV普及に傾斜する日本政府に懸念 「水素エンジンなど選択肢を増やすことが大事だ」
「補助金はサステナブル(持続可能)ではない」と指摘するのは、日本自動車工業会の豊田章男会長(65)。脱炭素社会に向け、走行時に二酸化炭素を排出しないだけで電気自動車(EV)の普及に傾斜する政府や自治体の施策に対し懸念を示す。脱炭素化へ業界として努力を惜しまない。国内メーカーが強みを持つ燃費性能の良いエンジンやハイブリッド技術を応用できると訴え、「日本には優れた複合技術がある」と胸を張る。