【研究】毛髪再生に応用も 毛を生やす細胞の起源を解明 理研チーム、定説覆す発見
髪の毛など体毛を生み出す組織が皮膚上でどのように形作られるのか、理化学研究所などのチームが明らかにした。毛を生やす「毛包(もうほう)幹細胞」が、従来の定説とは違う細胞からできていることを突き止めた。将来的に毛髪再生といった応用につながる可能性もある。論文は10日、英科学誌ネイチャーに掲載された。()チームは「エクスビボライブイメージング」という特定の細胞に蛍光の目印をつけ、生きた細胞一つ一つの動きや変化を見る技術を使って、マウスの胎児の毛包ができる様子を観察した。