【困窮する外国人に制度の壁】コロナ禍で増えるDV でも、離婚すると在留資格失う…
新型コロナウイルス感染症の流行は、社会のより脆弱(ぜいじゃく)な部分に、深刻な影響を及ぼしていることが指摘されている。反貧困ネットワーク理事、特定非営利活動法人「移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)」運営委員を務める稲葉奈々子・上智大学総合グローバル学部教授は6月7日、日本記者クラブで記者会見(オンライン)し、コロナ禍で日本に住む外国人が生活困窮に陥っている現状や、在留資格がなく公的支援が届かない外国人を民間や地域社会が支えている実態を訴えた。