【東京五輪】尾身茂会長 「リーダーにはもっと覚悟が必要だ。『平和の祭典だ』なんて言っても、国民は共感しない」 ★4
東京五輪・パラリンピックの開幕まで50日余りとなった6月2日の衆院厚生労働委員会。コロナ禍での五輪開催に世論の不安が広がる中、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)の言葉は、それまでにない危機感を帯びていた。「今の状況でやるというのは、普通はないわけですよね。このパンデミック(世界的大流行)で」「そもそも五輪をこういう(感染)状況のなかで、何のためにやるのか」。