【蓮舫氏】安倍、菅政権と続くコロナ対策、3.11を経験した枝野さんの提案を軽視しなければ、命と暮らしの不安に脅かされることはなかった
「この時間だと出ると思って」
枝野官房長官からの電話。東日本大震災対応時、内閣で食品安全を担う私への確認、指示はいつも朝6時前後だった。同じく双子を育てていることから、お互い朝が早いことを熟知した枝野さんらしさ。よく言えば時間を無駄にしない。逆に言えば、せっかち。3.11以降、迅速で重い判断を迫られる立場にいた枝野さんは、より急(せ)いて生きているように見えた。