【WHO米州事務局】中南米、デルタ株抑制へさらなるワクチン必要 「接種を完全に終えていない人が4分の3に上る」
世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)は1日、中南米・カリブ海諸国では新型コロナウイルスワクチンの接種を完全に終えていない人が4分の3に上るとし、多数の人が接種を終えている米国やカナダとは対照的だと指摘した。PAHOのエティエンヌ事務局長は、世界の死者数の約3分の1を占め、パンデミック(世界的大流行)の影響が不相応に大きい同地域がワクチンへのアクセスで不平等な状況にあると強調。