【雇用保険料】<引き上げか?>秋にも財源枯渇の見込み...
新型コロナウイルス感染拡大の長期化で雇用保険の財源が不足しているとして、厚生労働省は8日にも、来年度の保険料率引き上げに向けた議論を始める。雇用保険事業の一つである「雇用調整助成金」(雇調金)の支給総額が4兆円を超え、制度全体を圧迫しているためで、引き上げられれば2010年度以来となる。
雇用保険制度には失業手当などを支給する「失業事業」と「雇用安定・能力開発事業」の二つがあり、それぞれ企業や従業員からの保険料などで運営されている。