【東京地裁】色鉛筆使用求め国提訴 確定死刑囚「作画で被害弁償」
宮崎市の自宅で家族3人を殺害したとして、死刑が確定した奥本章寛死刑囚(33)=福岡拘置所=が、色鉛筆の使用を不許可とした法務省訓令の取り消しなどを求め、東京地裁に提訴した。7日に同地裁(春名茂裁判長)で第1回口頭弁論が開かれ、国側は却下を求めた。提訴は7月30日付。訴状などによると、法務省が2月から施行した訓令は、これまで購入して使用することが可能だった鉛筆削りや色鉛筆などについて、確定死刑囚や判決が未確定の被告らを対象に不許可とした。