【正論】ウイグル人「中国のジェノサイドを見過ごした漢民族も、弾圧を見て見ぬふりの日本も共犯者。政府は注視してるだけ」
一種の「巨大な暴力装置」として、少数民族への弾圧を強める中国に対して、欧米各国は非難の声を上げ始めた。一方で、日本は「見て見ぬふり」とも言える慎重な態度を取り続けている。在日ウイグル人の目には、漢民族の思想や日本の責任がどう映っているのだろうか。ここでは、日本ウイグル協会会長の于田ケリム氏、南モンゴル・オルドス高原生まれで静岡大学人文社会科学部教授を務める楊海英氏による『ジェノサイド国家中国の真実』(文藝春秋)の一部を抜粋。