【経済】日銀「スタグフレーションに陥るとは考えていない」
(ブルームバーグ):
日本銀行の清水誠一企画局長は9日、ウクライナ情勢の緊迫化を受けた資源穀物価格の上昇が日本経済に与える影響について「物価上昇とマイナス成長が併存するようなスタグフレーションに陥るとは考えていない」と述べた。衆院財務金融委員会で沢田良氏(維新)の質問に答えた。清水氏は「短期的にはエネルギーや食料品を中心に物価の押し上げ要因になる一方で、やや長い目でみれば家計の実質所得の減少や企業収益の悪化を通じて経済の下押し要因となる」と説明した。